第9章 烏野のエース
烏養「よーし...。メンバー揃ってるか?」
再確認するコーチ
嶋田「あれっ?こっちのチーム、MB一人足りないけど?」
その一言で烏養コーチが烏野メンバーを見る
烏養「ミドルブロッカーもか...そっちからまた借りてもいいか?」
大地さんに聞くが....
大地「えっと...成田と木下も今日は確か委員会だったよな?」
縁下「はい。今日は来れそうにないです」
あー...なんか、球技大会の実行委員だったはず
それならしょうがないか~
それにしても、仲いいよねあの2人
「MBなら、山口はどうですか?」
私が、山口の方を指差しながら大地さんに言う
山口「!!」
いきなりだったのかビックリしている山口
かわいい...
大地「おー、そうだな、山口どうだ?」
大地さんが山口に問いかける
山口「いや、あのっ...」
返答に困っている山口に助け船を出したのは月島だった
月島「...山口は、昨日突き指したので、出すのは危ないと思います。」
「あ、そうだったね」
山口は昨日張り切り過ぎたのか知らないけど、突き指をしてしまった
こういう怪我は安静にしとかないと、あとから牙を剥く可能性がある
それは私が一番知っていることだ
大地「でも、そうなるとメンバーがな...」
大地さんが困っていると
影山「MBなら居るじゃないですか。」
いきなりそんなことを言い出すのはバカ弟だった
「何処にだよ」
私が呆れながら聞く
コイツ...ついに足し算までできなくなったか...?