第17章 疲れた天災
「助けてくれ....」
縁下「...どうしてこうなったんだよ...」
縁下は少し呆れながらも、起き上がりのやさんを揺さぶって起こす
西谷「ん.....んん~.......ぐがー」
縁下「おい、起きろ。西谷」
西谷「ん..........んあ?______!?」
起きたであろうのやさんは少しフリーズした後、この状況に気付いたらしく"悪ぃッ!"と言って離れてくれた
「...良かった...ビックリした....」
西谷「すまん!寝相悪くて....」
「いや、しょうがないよ。気にしてないし」
謝ってくれるのやさんに大丈夫だと伝え、また寝ようとしたとき、縁下が口を開いた
縁下「ちょっと、またさっきと同じことが起きたら面倒だろ?」
そう言われげ寝るのを止める
確かに...また起きる可能性だってある...
「...じゃあどうする?___...寝ない?」
縁下「...何でだよ...」
いつもの漫才を終えたあと、のやさんが"あっ!"と言って提案をする
西谷「まおと力が入れ替わればいいんじゃねーか?」
縁下「は...?」
「あー....でも、それだと私は大丈夫だけど、縁下が...」
西谷「でも、それ以外方法あるか?俺、縛られるのは嫌だぞ!」
し、縛る...?
そこまで言うと、縁下が"はぁ...別良いよ"と仕方なく了承してくれた
「え、でも....」
縁下「まおに抱き付くよりまだマシだろ」
「うーん...まぁ、性別の壁がね(笑)」
西谷「じゃあ、決まりだな!」
そして、のやさんが縁下の腕をつかんで私の布団の所まで移動させる
縁下「え...?」
西谷「__?まおがそっちに寝れば良いんだろ?」
縁下「ちょ、布団くらい変え....」
私は縁下の言葉に構わず、そのまま縁下が寝ていた布団にダイブした
「ふぁああ...ねみ...お休み~」
西谷「おう、お休み」
縁下「ちょっ、あ.....」
掛け布団をかぶって、私はそのまま意識を手放した
___ん....縁下の匂いがする....
いい匂いだなぁ...
そんなことを思って夢の世界へと旅立った