第17章 疲れた天災
あのあと、私たちは急いで寝る準備をした
夜、疲れていたのか私はすぐに寝てしまった
意識が朦朧としていく中、私は目を閉じる__
____ゲシッ
「__...?」
何かに蹴られ、私は目を覚ました
蹴られた方を見ると、のやさんが気持ち良さそうに寝ている
そして、足は私を蹴っていた
「おい、まじか」
小声で呟く、私は反対側...縁下の方に少し寄って、また眠ろうとした
目を閉じながら、のやさんがあることを言っていたのを思い出す
____________
西谷「俺、普段は大丈夫なんだけど、疲れてる時とかは寝相悪くなるんだよ。だから、もし蹴ったらごめんな!」
「へえ、不思議だね。別に良いよ~」
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....あれだ....
絶対あれだ
一昨日は普通だったもん
まぁ、三日目となると疲れも溜まるのだろう
仕方ないかと思って、意識を手放そうとした時
______ゲシッ
もう一発けりを入れられる
んー、またかい
私はまた縁下の方へ少し寄る
____ゲシッ
んなああああ!
分かってる。分かってる!
疲れてたら仕方ない!
そう自分に言い聞かせる
____ゴロンッ
!?
後ろを見ると、のやさんがこっちまで転がってきている。なので、私の布団に二人で寝ている感じだ
.....まぁ、大丈夫。別にこのくらいなら....
その時、のやさんが後ろから抱きついて来た
「ッ!」
西谷「ん~.....ぐかーー.....」
寝ている感じののやさんに悪気は全く無いのだろうけど、流石にこれはマズイ!
のやさんの寝息が首元にかかってこそばゆい
私は目の前の背中に向かって静かに助けを求めた____
「__....縁下ぁ....助けて....」
縁下「...ん......何.....?__ッ...近くないか?」
前の背中をトントンと叩いて、縁下を起こす
縁下は起き上がろうとして私があまりにも背中の近くに居ること気付き、驚く
「ごめん...のやさん剥がして...」
縁下「...はぁ?____っと....なるほど...」
私のいってる意味が分からないといった感じだったが、起き上がってこちらを見て納得したようだ