第16章 5月4日 合宿3日目
そして、私たちの隣に立ってた縁下が口を開いた
縁下「...あーー...えーと、あの。俺、ずっとひた向きにやってきたわけじゃないです。一度逃げ出したこともあったし...だから__」
その先を言おうとしたその時
西谷「心身共にエースより強くなったら、正々堂々旭さんからレギュラー奪いますよ!!なぁ力!?」
縁下「エ¨ッ!?」
「ブッフォ(( 」
私はそのコントのようなやり取りに耐えきれず、盛大に吹き出した
「ははッ...でもさ、レギュラー取るんなら、田中じゃない?ほら、ポジション的に?」
縁下「ちょ...そこまで言って無(( 西谷「確かにな!」」
そして、それに気づいた田中は"ギクッ"となって、挑発を始めた
田中「じょっ、上等だコラァ!かかっ、かかってこいや縁下コラァ!!」
「田中、動揺が隠しきれてない!笑」
それに焦った縁下は、のやさんの顔をバシッと塞ぐ
縁下「西谷もういいから、やめろってばっ!((バシッ」
西谷「アガッ」
そうして、騒がしい後片付けが終わったのだった
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みんな「「「ご馳走さまでした!」」」
みんなの大きな声が食堂内に響く
私も2年生の席でご飯を食べ終え、お皿を流しへと持って行こうと席を立つ
「あ、みんな各自で皿持ってきてね~」
木下「りょーかい!」
一言そうかけて、私は流しへと向かった
みんながお皿を持ってくるので、私たちは皿洗いに追われている真っ最中だ
「量多すぎるー!」
潔子「まおちゃん、もう少しだから、頑張ろ?」
「はい!元気百倍です!」
何人か目に縁下がお皿を持ってきた
縁下「はい。お皿」
「ありがと~!」
私はお皿を受け取って早速洗い出した
縁下「先、部屋戻って布団敷いてくる」
「おう!行ってら!」
私はそう元気に返して、皿洗いを続けた