第16章 5月4日 合宿3日目
寝起きの、ふわふわとした気分のままトイレに行こうと廊下を歩いていると、何か大きいものにぶつかる
「…へぶっ…!」
旭「うわぁ!……って、まおかぁ…びっくりしたぁ…」
そこに立っていたのは、起きたばかりで髪を下ろしている旭さんだった
「す、すみません!ぼーっとしてて…」
私は咄嗟に謝った
すると、旭さんははにかみながらこう言ってくれた
旭「大丈夫だよ。こっちこそごめんね…怪我してない?」
「はい!全然大丈夫です!」
私はそう元気に返して、"じゃあ…"と返してその場を後にした
旭さんはあーゆう細かい気遣いが出来るから凄いなぁ
私なら絶対無理だろう
そう思いながら用事を済ませ、私はキッチンへと向かった
潔子さんのお手伝いをしなければならないのだ
私は急ぐため、少し早足になった