第11章 休みの日はお出掛けを...
そして店員さんがお会計を始めた
「それでは、4600円になります。」
めっちゃ安くね?分からんけど...
そう言われたので、及川さん以外の3人は1000円ずつ出して、お金を置くところに置いて及川さんの方を見る。
及川「ねえ、600円誰が.....」
私達の視線に気づいた及川さんは"えっ"といった
及川「僕が出すの...?」
その言葉を聞いて岩泉先輩が"ったりめーだ"と言った
「及川さん...先輩として、お願いします」
と、私が言うと飛雄も続けて"オナシャス"と言った
及川「んも~!600円位いいよ?でも、感謝してよね!」
と言う及川さん
アザっす
そして、店員さんから卓球のラケット四本とボールが2個入ったカゴを受け取り、私達は自分達の台へと向かった
及川「そう言えば、影山姉弟ってバレー以外にスポーツしてたんでしょ?金田一から聞いたよ~!」
準備中にそんなことを言われ、私と飛雄は目を合わわせて何回かパチパチさせた
金田一なに勝手に言ってんだよ~!
「あ~…はい。一応..」
影山「...ウスッ」
岩泉「へ~!何やってたんだ?」
岩泉先輩に質問されたので元気よく答える
「私は卓球をちょっと」
影山「俺はバスケっす」
及川「マジで!?じゃあ、2人とも今回強いんじゃ...」
及川さんがちょっと青ざめた顔で言う
自分、影山「「わかんないです」」
2人で声を揃えて答えた
岩泉「でも、2人共バレーを続けたのか」
自分、影山「「はい」」
及川「なんでその3つのスポーツ?」
及川さんの疑問にちょっとめんどくさかったけど、答える
「母の方のお婆ちゃんがバレーと卓球してて...母はバレー、父がバスケとバレーしてて...」
影山「それで、色々させてたらしいです。よくわかんないですけど」
及川「へえ~...運動神経良いのは家系なんだね~!」
そう言って及川さんはシェイクハンド用のラケットを持った
シェイクハンドとは握手するみたいに握るラケットのことで、私もそれだった
なので私もシェイクハンドのラケットを取った