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(R18) ドリップ・ポルノ (HQ)

第5章  愛玩(及川徹の場合)



「もっとだよ。俺によく見えるように」

 命を下す及川さんに表情はない。

 凍てつく、眼。
 虚無さえ感じさせるその瞳に操られでもするかのように、私は、さらに脚を開いていく。

 花唇がくぱりと割れ、露出した蜜洞への入口が急に熱を持った。

 見られてる、彼に。
 及川さんの前で、私、こんな。


「いま、濡れたね?」

「………っ!」

「垂れてる。とろ、って」


 彼に言われて間もなくだった。

 蜜が後ろに伝っていくのが分かって、羞恥に身が火照る。

 紅潮した顔がもっと熱くなって、まるで、全身の血が頬に集まったみたいに。


「見られただけで濡れるんだ? とんだ淫乱だね、ほんと。まあ最初から分かってたことだけどサ」


 淫乱、か。

 ホテル街で拾われた私にはぴったりの言葉なのかもしれない。いや、事実そうなのか。

 ご主人様の言いつけを破って、他の男の匂いをつけて帰ってきたのだから。

 でも、それは──

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