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(R18) ドリップ・ポルノ (HQ)

第3章  ひとはその奇跡を運命と呼ぶ(松川一静)






「……触、って、……ください」




 降参して吐露する本心。



 よくできました──

 そう言葉で褒める代わりに彼が微笑を浮かべた。優しげで、なのに雄の色香を漂わせる笑み。



 思わず見惚れて、次の瞬間、ふいにやってきた刺激に身体が跳ねる。



「あっ、やっ、ああっ……!」

 言いようのない快感が下肢を襲った。

 横にずらされたクロッチ。
 すでに溢れていた蜜を掬われ、溝に沿ってぬるぬると縦に塗りつけられる。





「……へえ、初めてでもこんなに濡れるもんなんだ」





 語尾に疑問符を付けたように言って、小首を傾げる彼。

「──やらしい子」
 甘ったるく加えられた低音が更に花芯を煽る。昇らせていく。




「…………っあ、ん」



 つぷりと挿ってきた異物感は、想像していたような痛みではなくて。

 思っていたよりもずっと甘美で艶やかな圧迫を、内側で感じとった。

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