• テキストサイズ

(R18) ドリップ・ポルノ (HQ)

第2章  二度目のハートはささやかな約束と永遠の(黒尾鉄朗)



 もっと。

 もっと。



 これ以上ないというほどに彼と繋がりたくて、腕にありったけの力を籠めた。ぎゅううと密着するふたりの身体。

 胸にこみあげる熱は、掛けがえのない感情だ。





「──……好き」





 好きだよ、鉄朗。


 私が囁くそれはまるでうわごとのようだった。何度も何度も繰りかえし、彼に揺さぶられるたびに愛を言霊にする。





「っばか、やろ、それ以上煽んな」



「……だ、って、好き、なの」



「も、分かっ、ああクソ、マジで出ちまう──……!」





 始まりこそ緩やかだった抽送も、いまや激しく打ちつけられるそれに変わっていた。

 無意識にキツくなっていく花襞が、より一層の硬度を増した男塊が、互いの限界が近いことを物語っている。



 擦れあう愛器はどちらの物ともつかない蜜で溶かされて、とろとろで、ふたりの境界線が分からなくなるくらい。

/ 84ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp