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(R18) ドリップ・ポルノ (HQ)

第1章  I (can not) see you.(及川徹)



 ゆるゆると、彼女のきもちいいところを狙って腰を律動させる。

 ついついガッつきたくなるけど、そんなことしたら速攻で出ちゃうからここは我慢。



「女より先にイク訳にはいかねえのが男の意地だよなー!」って、これはいつしかの光太郎の台詞。

 あいつ、疲れると早漏になるんだって。うわあ嫌なこと思い出しちゃった。






「──……徹?」






 彼女の声がして、沈んでいた意識が現実に引っ張りあげられた。ハッとして二回、瞬きをする。



 どうしたの。


 そう問いたげな瞳が俺を見つめていた。そんなに上の空だっただろうか。


「や、ごめん、なんでもない」


 場を取り繕うための適当な言葉を探して、そのまま口に出す。




 繋がった下肢が熱を取り戻すのに、そう時間はかからない。


再開した律動に合わせて、互いの熱が交わるところから淫らな音がした。

 火照った肌がぶつかる音に、時折混ざって聞こえるいやらしい水音。



 それらが少しずつ速くなっていけば、比例して頂に近づくのは射精感だ。

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