第3章 2人の距離3
「由梨。ごめん。ちょっと良い?」
そう言ってさっきまで下着の上から触っていた手を出し指を咥え自分の唾液で濡らして今度は下着の中に手を入れた。
優しく撫でられ、和さんの濡れた指でビクッビクッと反応してしまう。
そして身体がジーンとした。
「あれ。もしかしてイっちゃった?」
ちょっと驚いて、でも嬉しそうに見つめる和さん
私はイった余韻で声が出ない。
今出る声は喘ぎ声だけ。
そしてまた指を動かすので息が上がる。
でも少ししたら指が止まった
「由梨。気持ち良い?」
もう一度聞かれて、恥ずかしいけどはい。と答えるとそっと私の手をとり私の下着の中に手を入れさせ自分で触ってみ?と言う。
少し触ってみてわかったが、あんまり濡れていなかった。
痛くない?と再度心配そうに聞かれたので本当に気持ちが良い事を伝えると、そっか。と安心した顔をした。
「まあ、確かに由梨イってたしね。アソコが痙攣してた」
平気でそう言う和さんに、恥ずかしいからやめてください!と言うとフフッと笑われた
和さんは私の服を綺麗に正すとぎゅっと抱きしめて、今日はここまで。と言ったので、でも…。と未だに硬くなってる下半身の心配をすると少し下半身だけ距離をあけ当たらないようにして、大丈夫。夢でたくさんセックスするから。とニヤニヤ言われた。
和さんの意思は固いらしくそのまま目を瞑り暫くすると私も眠くなりだんだん眠りに落ちていった。
それから数日後
仕事場で空さんと相変わらずくだらない話ばかりしていた。
その時にまた下ネタ発言をされたので先日の事がバッと思い出された。
「ねぇ。空さん。男性って途中でやめても平気なんですか?」
突然の私の質問には?と言われ真剣に答えてくれた
「いや、平気じゃないでしょ。治るまで時間かかるし。夢精の原因にもなるからね」
む、夢精⁉︎
和さんがそれで夢精してしまったら。
可哀想すぎる。
空さんの話を聞いてフリーズしてしまった私を見て空さんはじとーっとした顔をして言った
「ていうかさ、生々しすぎるんだけど。俺、相手知ってるからね?」
それに素直に謝り、でもこんな事質問できるのもまともに答えてくれるの空さんだけなんです。と言うとあぁ。とニヤついた
「確かに、楓さんじゃ違うもんな」
空さんの返しに苦笑いで返した