白い小悪魔は誰のもの?~Another story~
第2章 ★蜘蛛の誓い(花宮)★
『あんっ///ら、めっ///も、イくっ、イっちゃう///!真っ、イっ//くっ//!はぁっ//ん、一緒に、イこっ///?』
花宮『はっ...いいぜ、おらイけよっ!!俺もっ、イっ...』
快楽の導くままに乱暴に突き動かし、最後に大きく突き上げると、目の前が真っ白になるのと同時に、中に熱い欲望が満たされていくのを感じ、零蘭は力なく笑った。
『...真...好き』
そのまま意識を失った零蘭を強く抱き締めると、『俺もだ...』とそっと囁いた。
激しくしすぎた、と思いつつも後悔の色を見せないまま、眠りにつきそうな自身をなんとか起こすと、親が帰ってこない内に、後処理を済ませるためにベッドから降りるのだった。
『兄さんのバカ....』
花宮『お前から誘ったんだろうが』
『だとしても激しすぎ///腰痛い、喉痛い』
不貞腐れるように背を向けて布団にくるまった零蘭に、ため息をひとつつくと、同じように潜り込み優しく後ろから抱き締めた。
花宮『機嫌直せ』
『.......』
花宮『....悪かった』
渋々謝ると、ゆっくり寝返りをうち、花宮の胸に顔を埋めた。スリスリと小さく擦り寄る姿にフッと笑みを浮かべると、頭と腰を労るように撫でながら髪にキスをした。
愛する人に包まれている温もりや安心感に二人は心が満たされていく。
『ねぇ、真』
花宮『あ?』
『ずっと私の側にいてね』