白い小悪魔は誰のもの?~Another story~
第4章 ★「待て」だけじゃ(黄瀬)★
与えられる快楽に目を潤ませながら、弱々しく黄瀬の首に腕を回す。
金色の燐光と橙色の燐光が欲情しながら絡み合い、更なる快楽へと誘う。
黄瀬『っ、ほんっと....零蘭っちは...///』
抑えきれないほどの興奮が黄瀬を支配し、たまらず零蘭の唇を奪うように塞ぐと、強引に舌を絡ませ、同時に腰を強く打ち付け始める。
『ん///!!...んっ、んっ、んんん"っ///!!!っあん///はっ、りょ、た....///』
黄瀬『はっ...あっ....零蘭っち、中うねって絡み付いてくる....ホント、最高っ...///もう、零蘭っち以外抱けないし抱きたくない...』
最奥をガツガツと突かれ続け、気がつけば何度もイって、それでもまだ身体が快楽を欲しがっているのを感じながら、黄瀬にすがり付く。
『もっと...気持ちよくしてっ...///涼太、私の、涼太....///』
黄瀬『...分かった。もう、壊れるくらいに突いてあげるからっ...///』
激しく揺さぶられる零蘭の頭にふとよぎるのは、海常で見かけた女子生徒達。体育館に入ろうとした時、遠くから微かに黄色い悲鳴を上げながら黄瀬を見る様は、恋する乙女そのもの。そしてそこに自分がいることに気づいた時の羨望と嫉妬の瞳。
中学でもそうだが黄瀬は特にモテていた。だがそれでもその時は自分がいたから良かったものの、今では学校は離れ、頻繁に会えるわけでもないため、内心不安で満ちていた。
だから、今だけは....
この男は私のもの、と誰が見ているわけでもないが、それを示すように黄瀬の首から背中へと腕を回し、強く抱きついた。
黄瀬『はぁっ..///っ...ん?零蘭っち...?どうしたんすか?』
『....涼太は、私の、ものだから...///誰にもあげない...』
黄瀬『....何かあったんすか?大丈夫っすよ、俺はずっと零蘭っちのものだし、他の誰のものにもなるつもりはないっす』
だから安心して、とそっと包み込み、頬や耳にキスを落としていく。
黄瀬『(零蘭っち、また不安になってる。本当は誰よりも繊細な人だから、俺達が...愛してもらっている俺達が、安心させてあげないと)』