第8章 二人で歩く未来
なみside
"早く大人になって…?"
その言葉の意味が解らなくて
じっと見つめていると
なんだかゆうちゃんのほっぺたが
照れたように赤く染まって
恥ずかしそうに私の目を
見つめ返しながら…
横「やから…
早く大人になって…
俺のお嫁さんになって欲しいって
意味や(笑)」
そんな言葉が聞こえてくる…
突然の"お嫁さん"発言に
驚き過ぎて何も言えない私の頭を
優しく撫でながらゆうちゃんは…
横「俺は…お前が思ってる以上に
お前のことがすごい好きやねん…(笑)
出来ることなら…
すぐにでもお前を俺だけのものに
したいよ…?
でもお前人生はまだまだ
これからやんか?
やりたいこともすべきことも
まだたくさんあるやろ?
やから
そういうことをちゃんと経験して
少しづつ大人になって
それでもまだ俺のことを
好きでおってくれたら…
そんときは俺と結婚して欲しい。
俺はお前を待ってるから…
やから俺のために
少しでも早く大人になって(笑)?」
「私も…早く大人になりたい…
ゆうちゃんのお嫁さんになりたい…!!」
そう勢いよく言った私に
笑顔で頷いてくれた…