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大好きな人へ

第7章 自分の知らない自分


「…………」


松本「……なんかしゃべれよお前(笑)!

バイト休んでまで愛しのゆうちゃんに

会いに行ったんやろ?

やのになんでそんな暗いの?」



「……うるさい」



松本「うるさいって……(笑)

って…何でお前…泣いてんの!?」



「泣いてないよ(笑)

泣くわけないでしょ…?」


そう言って笑ってみたものの

自分の頬に手で触れると

気付かないうちに涙が溢れていて


必死に止めようとしても

どうやっても

その涙を止めることが出来なくて…


そんな私に松本くんは…


松本「もうええから…

お前は裏入って飲み物の補充でも

しといて?

そんな顔で接客されたら

お客様もびっくりするわ!」



そう言って私の背中を押し

強引に店の奥に連れていく…。



松本くんにまで気を使わせて

どこまで私はダメダメなんだろう…?



甘えたくない

守ってほしいわけじゃない


そんなことを口ではいいながら

いつも私は誰かに守られてばかりで

みんなに迷惑ばかりかけてしまう…



やっばり私はこんな自分が

大嫌い………
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