第4章 素直な気持ちで…
なみside
ゆうちゃんが私を抱きしめてくれる…
たったそれだけで…
こんなにも幸せな気持ちになれる…
そんな幸せな気分に浸っていると
横「でも…
あいつには気を付けなあかんぞ?」
なんてゆうちゃんの声が
耳元で聞こえてくる…
「あいつって………?」
そう聞き返した私に
横「今日お前にキス…とかした
バイト先のやつや…
あののほほんとした笑顔に
簡単に騙されたらあかんぞ?
油断大敵や!!」
なんて真剣な顔で言う…(笑)
「実はね……?
あれ…してないんだよ…キス?
松本くんゆうちゃんに
私とキスしてるように見えるよう
寸前で止めてくれたんだよ(笑)」
横「へ…あ…嘘………?
何やねんほんまにお前らは…(笑)
安心したけど
でもやっぱりあかん!
俺には分かる
あいつはお前が絶対に好きや!
やからあいつには気を付けろ!」
「ありえないよ(笑)」
横「やからありえんねんて…(涙)
俺は無防備すぎるお前が心配やねん…
本音を言うたらお前を…
24時間ずっとポケットに入れて
持ち歩きたいぐらいなんやから(笑)」
「うわ……
以外とゆうちゃんて
嫉妬深い人だったんだね………(笑)?」
「そうや(笑)
だからちゃんと最初に
受け入れられるか聞いたやろ?
まぁ今さら無理やって言うても
手遅れやけどな…(笑)?」