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大好きな人へ

第1章 変わらない関係…………


その日ゆうちゃんは

泣きじゃくる私を抱き上げ

公園の近所を一緒に歩いて

私の家を探してくれた…


「なんや…

俺が住んでんのと同じマンションやんか(笑)

今日引っ越してきたとこなんや…?

じゃあ今日から仲良くしよな(笑)?」



そう言って笑う笑顔が


なんだか太陽みたいに私を

キラキラと照らしてくれて


小さかった私は…

その笑顔につられるように

いつの間にか笑顔になっていた…。



そして……

そんな偶然からご近所さんのお兄さんを

好きになってしまった私は…



その翌年には

愛の告白をして……



「ゆうちゃんだいすき(はーと)」


「あはは(笑)

かわいいなぁ…なみは…(笑)

ほんなら大きくなったら

俺のお嫁さんになってな?」



軽く…それはそれは軽ーーーく

あしらわれると言う

悲しい事態に陥るはめになった……(涙)



あれから15年たった今も

そんな関係は変わらなくて




「だから…私はほんとに

ゆうちゃんが好きなんだってば…(涙)」



横「うん……………?

俺も好きやって言うてるやろ(笑)?」




「…………ゆうちゃんのバカ………(涙)」




いつまでたっても

ちっとも伝わらない気持ちに



いい加減うんざりしてます…………(涙)
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