第2章 嘘つきな心
無防備な寝顔で
無防備な寝言を言う
なみの頭を優しく撫でながら
思う……
初めとなみと会った時も
泣きじゃくるなみの頭を
こうして撫でてやったっな………(笑)
あの時は
ただの小さな女の子やったのに
今じゃこんなに大きくなって
俺を悩ましてばっかりや……(涙)
なみ「ゆうちゃん……好き……」
………はぁ。
まだ言うか………
その憎たらしい口を
塞いでやろうか…(笑)?
なんて冗談まかせに
なみの顔に顔を近づけてみると……
柔らかい寝息が肌をくすぐって
顔が熱くなるんを感じる…
でも…
次の瞬間……
安「おはよう…横山くん(笑)
人のこと散々危険人物扱いしといて
なみちゃんのこと…襲ってんの………(笑)?」
なんて突然…
眠そうに目をこする安が
顔をだす……(汗)
「いや…ちゃう…ちゃうわ!!
お前こそなんでそこで寝てんの…!?
なみにぴったりくっついて…
ほんま油断も隙もあらへんわ!!!」
安「はぁ………
ほんまに横ちょは素直じゃないわ(笑)
もっと自分の気持ちに素直になったら
楽やと思うけどなぁ……?」
「はぁ?
それどういう意味やねん…………?」
安「それを俺に聞いてる時点で
あかんってことや(笑)」