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大好きな人へ

第2章 嘘つきな心


次の日の朝目が覚めると

左手にビリビリとした痛みが走る…



じんじんと疼く左手に顔を向けると

そこにはなぜかなみの頭が

乗っかっていて

気持ちよさそうな寝顔が

こちらを向いていらっしゃる…(笑)




あぁ…そういえば…

昨日遅くまで飲んだから

泊めたんやったっけ………?



なんてぼんやりとする頭で

必死に昨日の出来事を思い出していると…



なみの横にぴったりくっついて

猫みたいな丸まって

眠るやすの姿が目に入って……





急いでなみを安から離し

自分の方に引き寄せる。




あぁ…もうほんまイライラするなぁ…。



いい加減子供ちゃうんやから

無防備すぎるやろ……?


あほみたいに安と密着して……




なみ「……ゆうちゃん……だいすき(笑)」




そんでまた……


無防備な寝言まで言うてからに………(笑)
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