第2章 嘘つきな心
なみside
ゆうちゃんに朝たたき起こされ
追い出されるように家を出て
そのままバイトに向かう…
なんだか今朝のゆうちゃんは
ご機嫌斜めだった模様だったけど…
何でだろう……?
勝手にベッドに潜り込んだから…(笑)?
そんなことを
レジに立ちながら考えていると
松本「おはようなみ!
今日も相変わらず沈んでんなぁ(笑)」
そんな明るい声が
聞こえてくる…(笑)
「おはよう…
そっちは相変わらず素敵な笑顔だね(笑)」
松本「当たり前やん(笑)
俺が笑ってたら回りににいる人も
つられて笑ってしまうやろ?
やからお前も俺につられて笑っとけ(笑)」
そう言って笑う松本くんの顔は
本当に眩しいくらい素敵な笑顔で…
ゆうちゃんのことばかり
うだうだぐだぐだ考えてる時分が
ばかみたいに思えてくる(笑)
「あ…そういえば
こないだせっかくアドバイスくれたけど…
やっぱり"うちゅー"は出来なかったよ(笑)
なんだか怖くなって…………」
松本「は……?
怖いって何が………………?」