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大好きな人へ

第2章 嘘つきな心


家でご飯を食べ始めてからも

ゆうちゃんの私に対する妹扱い度合いは

増し増しで……



横「なみ…

あんまり飲み過ぎたらあかんぞ?」



なんて私を子供扱いをする……(涙)



「ゆうちゃんは

私をいくつだと思ってるんですかー?

もうしっかりお酒も飲める歳だもんね!

ねぇ、安くん?」



安「確かにそうやけど…(笑)

でも無理して飲み過ぎたらあかんよ?」



「はーい(笑)」



安「うん…素直でよろしい(笑)」



そう言って私の頭を撫でる安くんの手は


私の大好きな

ゆうちゃんの大きな手とは違って


小さいけれど優しい手で

うん…お母さんの手みたいだ(笑)


なんて染々考えていると

そんな安くんの手を

ゆうちゃをは勢いよく

私の頭から払いのけて



横「こら!

気安く触らせたらあかん!

たぶん安の手からは

へんなホルモンが出てるから(笑)

なみに害が及んだら大変や!」



なんて私に真顔でお説教をする(笑)



安「何なんこの言われ様(笑)

横ちょはただ

自分以外の誰かがなみちゃんに触るんが

嫌なだけやろ…(笑)?」



「お…それはやきもちですか(笑)?」




横「違うわ!!

ただほんまに安は誰にでも優しいから

その優しさを勘違いせんように

言うただけや(笑)」



安「うわ…ほんまにひどいわ…

俺そんなひどい男ちゃうし……(涙)」




横「いや…だから…そうじゃないねん…(汗)」



二人から攻められて焦ってまた

顔を赤くするゆうちゃんがかわいくて



「グダグダだね…ゆうちゃん(笑)」


そう言って髪を撫でると


横「もう…うるさいわ二人とも(笑)!」



そんな言葉と一緒に

真っ赤な顔で勢いよく目の前のビールを

飲み干した(笑)
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