第3章 第二話:彼女はとても綺麗だった、と少年は言った
《吉野と言ったな?案ずるな私は健在だ。この史上最強の魔法使い鎖部葉風が左門の好きにはさせん》
「そうは言ってもあなた、孤島に閉じ込められてるんでしょ?」
《それくらいで私が敗れるものか》
……………
メチャクチャだな
in真広の家
「おい葉風、約束は守ってもらうぞ」
《………うん?ああそうか、貴様の家に戻ってきたのか。わかった犯人が確実にいただろう場所に行け。そこから跡をたどれる。外見と逃走経路くらいは割り出せるだろう。それ以上となるとまだ条件が厳しい》
「ああ、完全にたどれたら、この先オレがお前に手を貸す理由もなくなるからな。吉野、開けろ」
そういえば久しぶりだな
真広の家に入るのも
「着いたぞ葉風」