第3章 未来・・・
ちょっとして、忠義くんから連絡が来た
「今から行く」
数十分して、忠義くんが家に来た
一緒に車でドライブに出かけた
忠義「どうしたん?急に」
『なぁー聞いて欲しいことがあるねんけど・・・』
忠義「じゃー車停めれるとこ行くわ」
『うん・・・』
山道をちょっと上ったとこに街が見えるとこに車を停めた
忠義「どうしたん?」
『この前会った・・・錦戸さん・・・高校の時に付き合ってた人やねん』
忠義「そうなんやー。ま、なんかあんねんやろなーって思ったけど」
『仕事初めて社長同士が仲良くて再会してさ・・・一緒に仕事もしたし、この前2人で会ったりもした・・・それで・・・それで・・・』
忠義「迷ってんやろ?」
『迷ってるとかじゃない。もう結婚するって決めたし・・・』
忠義「会って話したら?が、吹っ切れるまで」
『話した。別れた理由も聞いたし・・・』
忠義「じゃーいいんちゃう?、結婚したくない?延期する?」
『え・・・?』
忠義「信じてるから」
『ごめん・・・』
忠義「別れ方が良くなかったら俺もそういうことあったかもしれんし」
『え?』
忠義「もし今、と別れて数年後、再会したら同じこと思うかも」
『うん・・・』
忠義「だって、も俺と別れてソイツと付き合いたいとかじゃないやろ?」
『そんなこと思ってへんよ!!忠義くんと結婚するって決めたし』
忠義「いいよ。来週の結婚式の打ち合わせ、延期しよ。連絡まってるから」
『あたしな・・・』
忠義「俺も、考えたいから。な?」
『うん・・・』
忠義くんは、笑ってた
でも、頑張って作った笑顔
それに気付いた
だから、あたしも一生懸命笑顔を作って、その日は別れた