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【A3!】皆の監督さん!

第14章 ドクドクだネ?(シトロン)




少しして部屋の外からノック音。
そっと開けると綺麗なスカイブルーと目があった。

トレーの上には水とゼリーが乗っていた。


「カントク、水、お待ちネ!このゼリーはプレゼントヨ」

「ありがとう、シトロンくん」

「ノープロテイン!カントクのためならこれしきヨ!」

「全く、調子がいいんだから」

「……口移しで、飲ませてあげてもいいヨ」

「えっ」


シトロンくんが私との距離を少しずつ詰める。
スカイブルーが熱っぽく色めいて、綺麗だと思った。


「……ハハ!ジョーダンだヨ!カントク!」


目の前でシトロンくんがいつも通り笑った。
その様を見て、安心半分、残念半分。

でも正直、安心が多かったみたいで大きなため息が出た。


「オー…ソーリー…」

「大丈夫だよ…気にしないで、コッチもごめんね」

「……気にする」

「え?」

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