第17章 ましゅまろ○○(御影密)
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「…ッ!なんで……」
「ここじゃダメ、誰かにいづみの感じてる顔見られるのも嫌だし」
———ここじゃ、ゆっくりいじめられない。
私はソファーで抱き枕になっている時から捕食対象だった様で
獲物を捕まえて喰べる、そんな顔で言われた。
もう、どうなってもいいや。
そこからは密さんにマシュマロを食べさせて
私の部屋に担がれて連れてかれたけど
その後はよく覚えてなくて…
ただ、起きたら朝で、隣には密さんがいて、
密さんに美味しかったとだけ言われて顔を赤らめた。
「監督くん、密くん、おはよう」
談話室に行くと臣くんが作ってくれた朝食の香りと誉さんの挨拶が出迎えてくれた。
テーブルには、無残にも口を締めるのを忘れ
カピカピになり変わり果てた姿とかしたマシュマロが置いてあった。
「密くん、幾ら違うものが美味しそうでも
食べ物を粗末にしてはいけないよ」
「………だってそれは安物で美味しくない」
キャイキャイといつもの2人らしい会話をしてたけど
誉さんにはお見通しらしく、少し恥ずかしくなった。
end