第2章 やる気スイッチ(茅ヶ崎至)
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眠くて頭がボーっとする。
ふわふわする、幸せな気持ち。
そんな時にそっとキスを落とされる。
次第にそれは深いものになって、至さんの目もゲームをやってる時の様な、ガチな目になる。
「…ん、っふ、…っ」
「キスだけで目蕩けてちゃダメでしょ?コレからもっと凄いことするんだから」
そう言って私の服の中に至さんの手が入ってくる。
くすぐったくて、腰がうねる。
「もー、腰動いちゃって。誘ってる?」
恥ずかしいから返事はしない。
スルスル、と下を脱がされて弄られる。
自然と甘い声が漏れる。
「んっ、ん♡」
「あー、可愛い声出して欲しいんだけどさ、多分大きいと聞こえちゃうから」
ね?って。
そんな事言われても。
確かに耳を澄ますと隣の部屋の綴くんが真澄くんに怒ってる声が聞こえる。
恥ずかしくて、きゅうっとナカが締まったらしく、至さんが静かに笑う。
「かわいい、恥ずかしい?」
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