• テキストサイズ

【A3!】皆の監督さん!

第9章 君と乾杯。(有栖川誉)




「…誉さん、凄い紳士的なんですね」


行為が終わった後の腕枕に、たまに降ってくるキスの雨。
女性からしてみたらグッとくる行動である。


「フフン、ワタシをなめてもらっては困るね!…まあ、好きな女性にかこんな事はしないがね」

「…私の事、いつから気になってたんですか?」


我ながら自惚れてるな、なんて思いながら質問した。
誉さんは目を真ん丸にした後、ハッハッハと笑い、私に答える。


「壊れたサイボーグなんかじゃない、と言われた頃からだと思う。いづみくんにとってはなんて事ない言葉だっただろうが…ワタシは救われた気がしたんだ」

「私も、その頃から誉さんの事気にかけてましたよ」

「全く…君には本当に敵わないな」


まだ、稽古まで時間がかなりある。
気がついたら誉さんからは規則正しい寝息が聞こえる。
私も寝よう。

寝過ごさない様に、アラームをセットして
誉さんの胸の中に入り目を閉じた。


next...?
/ 116ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp