第8章 テンアゲうれピコ!(三好一成)
.
一成くんが口をぽかんと開けた。
そんなに変だったかな…?
「一成くん…?もしもーし」
「……カントクちゃん、きて」
そう腕を引っ張られて連れてこられたのは人が来なそうな非常階段。
このシチュエーションは嫌な予感しかしない。
「カントクちゃん、シよ?」
「却下します」
「ひどい!カントクちゃんにカズくんって呼ばれてちょっと興奮しちゃったから、責任取ってほしいなーみたいな?」
「知らないよ!せめて私の部屋「いづみ…ダメ?」」
綺麗な顔と甘い声で言われたら、断りたいにも断れなくなる。
でも皆と合流するし…
「…え、なにして、っあ!」
「ん〜…だって返事しないんだもん。少しだけ」
「だから、って、…ふッ」
ショーツ越しから敏感なところを擦られる。
指の腹でくるくる、と弄られると思ったらたまに爪で引っ掻いてくる。
.