• テキストサイズ

【A3!】皆の監督さん!

第6章 ヤクザ時々デレ(古市左京)




びっくりして思わず左京さんを押す。
左京さんは見るからに不機嫌になる。


「俺…最高に間、悪いっすね…スミマセン…」


飲み物を飲みにきたらしい太一くんは、左京さんの顔をびくびくしながら覗く。
左京さんは私からサッサとメガネを奪い取り、メガネを掛ける。


「………七尾、忘れろ」

「…俺、なんも見てないっす」

「…それでいい」


場が悪そうに、水を飲んだ太一くんに再度謝られまたリビングに2人になる。
不機嫌そうだった左京さんは自らメガネを取ってテーブルに置き、ソファーに座ってる私の隣に座って肩に頭を置いてきた。


「……左京さん、照れます」

「あぁ?うるせぇ」


また心地のいい時間が流れる。
ふと、左京さんは明日朝早くないのかな、と疑問が浮かんだけど、聞くのをやめた。


「いづみ、部屋行くぞ」


仕事をしてる時の、獲物を逃さない、そんな瞳をしていた。

/ 116ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp