第5章 子供、大人(摂津万里)
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談話室には臣くんと左京さんがいた。
2人とも寝れないか話をしてるのか分からないけど、お茶を飲んでいた。
「あれ、カントク?どうした?」
「寝れないからホットミルクでも飲もうかなって」
「ホットミルク…ガキじゃねえんだから」
「ガキじゃないですー!飲んだら眠れるんですよ!てか、いつになったら左京さんの中で私はガキじゃなくなるんですか!」
「俺からしたらいつまでもガキだ」
「まあまあ2人とも、カントク待ってろ。ホットミルクな」
この中で1番精神年齢が高いのは臣くんだ。
お言葉に甘えて、臣くんにホットミルクを作ってもらう。
目の前に作り立てのホットミルクを置かれ、それを持ち口に運ぶ。
うん、美味しい。
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