第5章 子供、大人(摂津万里)
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最近、万里くんの押しが強い。
まんまと流されない様にしてるけど、万里くんは"まだ"高校生。
恋人だけど、親御さんの事を考えると
簡単に流されちゃいけない!
そう思ってるのに
「なー監督ちゃん、いつならイチャイチャしていーわけ?」
「前にも言ったよ、万里くんが大人になったら」
「俺もう大人なんだけど」
「私からしたら万里くんは子供だよ」
「…っあー、キリねぇわ」
ひとつ、ため息をついて不機嫌そうに万里くんは部屋を出ていった。
その様子を見て、私もため息をつく。
私だって、そういう事をしたくないわけじゃない。
だけど、立場も立場だし困ったな。
…寝れない。
ホットミルク、作って飲もうかな…
そう思い談話室に向かう。
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