• テキストサイズ

擬人カレシ~白兎・三人目の生徒編◆裏◆~

第4章 好きだから-貪食-


そうして時間はまた過ぎて、五日?六日……?

最初の夜から多分、それくらいが過ぎた。
最初はちゃんとシーツを替えていたベッドも、今ではそのまま、乱れたままの上で佐奈を貪ってる。
そしてその夜も、真夜中に佐奈が気絶するように意識を手離して…僕は、本当はまだ足りなかったけど、佐奈のナカから自分を抜いて、寝転んだ。
いつもなら佐奈をそっと抱き寄せて、そのまま自分もいつの間にか寝てしまえるのに、今夜はなかなか眠れない。

「はあ……」

何だろう?
全然疲れてないってわけじゃない。
朝から晩まで、時間なんて完全無視で佐奈を抱いてる僕は、ある意味、体はフル回転のはずだし。
でも何か…何だろう?
前より何か、あまり疲れないというか……。

「そういえば……」

佐奈を抱いてる最中は他のことなんて考えられないから、気が付かなかったけど。
前より体力がついたような気もするし、それに…そういえば、佐奈を抱えて歩くのも、前より楽な気がする。
最初は佐奈が暴れたせいもあったけど、抱いて歩くのは、実はものすごくきつくて。
腕力的にも体力的にも、成体前の自分が嫌でしょうがなかった。
けど……。
それなの…に……。
/ 50ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp