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擬人カレシ~白兎・三人目の生徒編◆裏◆~

第2章 好きだから-捕食-


「好きだよ。ずっと、ずっと好きだったんだ!」

これから先も何度でも聞かせてあげる。
ねえ聞こえた?
ねえ、佐奈。

「ぁっ、る、ぃっ」

何か言いたそうに佐奈の唇が震える。
でもそれきり、佐奈の言葉が喘ぐような音に変わっちゃったのは、ナカでおとなしくできなくなった僕自身が、無意識に佐奈を刺激しちゃったから。
もっともっと欲しくて。
がっつく僕が佐奈の中で自己主張する。

「ぁっ」

びくっ、と跳ねる佐奈が可愛い。
邪魔な奴がいない今、やっと一つになれて、僕は変になりそうなくらい…って、とっくになってるかもしれないけど、それくらい嬉しくて、気持ち良い。
腕の中に佐奈がいる。
佐奈のナカに僕がいる。
佐奈が…僕を包んでくれてる。
嬉しくて、佐奈が愛しくて、そのままキスしたくなったけど。

「ぁ…っ、ぁ」

濡れた唇から零れ落ちる佐奈の声をもっと聞きたくて、我慢した。
その代わり……。
もっと…もっと聞きたい。
聞かせてよ…佐奈…。
佐奈の可愛い声を、もっともっと引き出したい。
それに…ずっとこうして彼女の奥にいるだけなのは、僕ももう、辛かったから。
もっと…って佐奈を欲しがる自分をナカに擦り付けて。
ゆっくり動こうなんて考えられたのは、最初だけだった。

「ぁっ…ぁっ、ぁっ…っ、っ、っ、っ、っ!」

僕は自分の欲しいまま、激しく佐奈を貪った。
夢中で腰を打ち付けて、何度も何度も突き上げる。

ぐちゅっ、ずちゅんっ!

佐奈のナカを出たり入ったりするたび聞こえる、いやらしい音が僕と佐奈が繋がってるって実感させてくれて、体中が熱い。
何より、

「ぁ、あ、っんぁ…ぁ…っ…ぁぁっ」

佐奈の甘い声が僕を酔わせた。
何もいらない。
佐奈とこうしていられたら、他なんて、どうでも良い。

「ひっぁぁ…!!」

がくがくっ、と何度目かの絶頂を伝える佐奈を、僕は思い切り突き上げた。

「…っ、佐奈っ、僕も…っ」

絶頂に震える佐奈の中、締め付けられる堪らない快楽に、僕は佐奈のナカに初めての熱を解放する。
その瞬間、僕の身体が嬉しさに震えた。
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