• テキストサイズ

とろけるチョコレート【気象系BL】

第6章 the act of walking on a road


『どうしたんですか?』



俺はオーナーの横に腰を下ろした。



『和也、お前確か家出してきて、

一切連絡もしてないんだよな?』





『え…。 はい…。


もしかして、俺がここで働いてるのが
ばれたんですか?』




『ああ。   実は、先日お前の兄だって
言う男が来てな。


まぁ。その日は言いくるめて帰って
もらったんだけど、また今日も来て
るんだ。



お前が話するつもりもないって言うなら
もちろん協力するけど、

もし、話す気があるならきちんと話つけた
方がいいと思ってるんだ。』




俺は、しばらく考えて無言になる。




『……分かりました。



一度、話してみます……。』




俺は、静かにそう言うと、立ち上がり

兄が待っているというファミレスへと
向かった。





/ 119ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp