第18章 魔法が溶ける前に
そう言うと流れるように唇を重ねる。
和『んっ…… もう大げさだよ。 それにこんな外で…… 』
潤『大げさなんかじゃないよ。……もう、早く家帰ろうっ… 和が可愛くてもっとキスしたい。 』
和『うん。……俺も。』
再び手を繋いで急ぐように松本の家に帰るとまた熱い口づけを交わす。
潤『和……。 俺からもチョコレートあるんだけど
先に和のこと… もらっていい?』
和『んっ…… あ…… もう、潤ってば…… いいよ。
いっぱいあげる… 』
潤『それじゃ、……遠慮なく。
いただきます。』
耳まで真っ赤にして二宮が答えるとキザにそう言って、ひょいと軽くお姫様抱っこで寝室まで行くと薄暗く照明だけつけてまた、唇を重ね合わせた。