第2章 Like chocolate melting away.
『ウソっ。 Anjuのチョコ?
やった~っ。』
思いがけない差し入れにはしゃいで
しまい思わず口を押さえて引き下がった。
『なんだ。 和この店知ってる
のか。 まぁ結構有名みたいだけどな
特にあのイケメンショコラティエって、雑誌
とか出てるらしいからな。』
オーナーもチョコを1つ口に入れて言う。
『えっ。 そうなんですか。
まぁ確かにイケメンというか綺麗な顔は
してましたね。』
そう言って俺は平静を装って言ったが
内心では、彼とチョコレートにまた
出会えたことにドキドキが押さえられず
にいたんだ。