第1章 I met you, and I changed.
ーカランカラーンー
扉を開いて中へ入るとそこには
チョコレートのお菓子やケーキが
ガラスケースの中に宝石のように
綺麗に並んでいる。
『うまそ~っ。 ショコラティエって
本当にチョコレートのお菓子だけなんだ。』
『お客様。 本日はどのようなものを…』
お店の男性が俺に声をかけてくる。
ーうわぁ…… 綺麗な男(ヒト)ー
甘く、優しい包み込むような
今までに、同性に感じたことのない
不思議な感覚におちいった。
『いやっ…。 チョコレート
大好きなんでどれもうまそうなんです
けど
ちょっと疲れたので、甘いのが
いいかな。』
俺がそういうと彼は
トリュフチョコレートを勧めてくれた。
ー
5個入り2500円…
ちょっと高いな。