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Tomorrow Never Knows【A3!】

第1章 .始まりの舞台


「おかえりいづみ!
遅くなる時は俺に連絡してって言ったよね?」

カツラも既に駅のトイレでとって完全にマイハウスいづみモードだよ。

「ただいま。ちょっと色々あって…

ごめんね?お兄ちゃん。今度から気をつける」

「いいよ!」
いいんかい。

…この人はあたしの兄。
名前を 成瀬 かい と言います。

なんか知らないけどお兄ちゃんって呼べば基本何でもしてくれるよ。

兄「ご飯出来てるけど先食べる?」

「うん、食べる」

実は成瀬家は今両親が海外にいるからお兄ちゃんと2人暮らしなんだ。

まぁもうすぐあたしも劇団の寮に入るからお兄ちゃん1人でここに住むことになるんだけど…

兄「あれ?髪に跡ついてるよ?結んでたの?」

「え、あーうん。」

なにその観察眼怖い。

「実はさっきまでカツラかぶってて…」

なんか、劇団に入ることになったんだけど…とかなんとかゴニョゴニョ言ってるとお兄ちゃん立ち上がっちゃったよ

兄「えぇ!?大丈夫?脅されたとか?」

「いや、そういう訳じゃ……正体はバレてないよ。変装してたし。

それに、成瀬いづみとして劇団に入るつもり。」

お兄ちゃんは過保護なのだ。
一応名の知れているあたしの事をいつも心配してくれる。

兄「そっか…自分でやりたいと思って入ったって事?」

「うん、そうだよ。
MANKAIカンパニーって言うんだけどね、寮に入ろうと思ってるんだけど…」

兄「えっ寮!?
ぉ、おおお男とかいないよね?」

「男の人?役者は一応あたし以外男だったよ?」

兄「じゃあ駄目だ!」
「なんで!?」

兄「なんでって……危険だよ!
いづみを男の巣窟に放り込むなんて……俺にはそんなこと出来ない!」

(……男の巣窟って何)

「お兄ちゃん……ダメ?」

仕方が無いので早々と必殺技を繰り出した。

兄「ぐっ……!」

▼兄 ハ ダメージ ヲ ウケタ

兄「ど、どうしてもって言うんなら……

お兄ちゃんも入る!」

「え、ヤダ」

兄「」

▼兄 ハ ヒンシ ノ ジョウタイ ダ

(何だこの茶番)
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