Tomorrow Never Knows【A3!】
第1章 .始まりの舞台
「ほう、逃げはしなかったか」
劇場に入った瞬間、悪役のラスボスのような台詞が聞こえた。
(なんだなんだ)
「首の皮一枚繋がったか……運のいい奴らだ。」
(え、何ヤクザ?殺されるの?)
ちょっと殺されたくないので黙って傍観していると、この劇団の現状を知る事に成功した。やったぜ。
なんと!この劇団、壊される寸前らしいのだ!驚き!
そして!アタシの横にいるこのお姉さん!なんとこの劇団の監督らしい!ひぃぃいっお偉いさんだぁ!
そしてさらに!今までずっと支配人役だと思っていたこの男の人、マジで支配人だったらしい!またまたお偉いさんだよ!でもあんま怖くねぇな…
んでもって目の前の敵キャラヤクザ!実は本当にヤクザなんだって!この劇団の借金の取り立てに来たんだって!恐ろしくて目も合わせらんないよ!
最後にこの劇団!千秋楽を満員にして、年内に4ユニット分の劇団員を集めて、なおかつ1年以内に借金返済しなきゃ取り壊されちゃうんだってさ!その額なんと10.000.000円!
0が7つの1千万!
驚き桃の木りんごの木!
鬼畜なヤクザ、良心どこに置いてきた!?
どれか1つでも達成出来なかったら劇団取り壊すぞっ★だってさ!
最後にこのヤクザ、名前を名乗って出ていったよ!古市左京って言うんだって!なんと呼べと!?
ということで取り敢えず監督さんと一言二言話して家に帰ったよ!
…どうやって帰って来たって?
タクシーさ!
タクシーはね、あんまり使いたくないから最終手段だったんだけどね。仕方ないよね。迷子だったんだから
ただいまマイハウスっ☆