第1章 理想
連れて来られたのは空き教室。
…………は?
意味わからん。こいつバカ?委員会室わかんないわけ?バッカだねー。
「委員会室わかんないの?超うける」
「わかる…けど?」
「はぁ?じゃあなんでここつれてきたわけ?やっぱわかんないんじゃないの?」
「おめぇ、やっぱおもしれぇわ。なぁ、俺と付き合えよ。」
「へ?」
こいつ、今なんて言った??
「なんて言った?」
「だからよ、俺と付き合えって……聞こえねぇのか??」
「えええええええぇぇぇぇぇぇぇ!?」
「なんだよ。付き合えって。」
「え…イヤッ!!!!!!!!!!なんで私があんたなんかと恋人同士になんなきゃいけないの?」
「さぁ?しんねー。お前おもしれぇし」
「好きじゃないのに付き合うなんてイヤッ!」
「そーか。んならいーや」
チクンッ…。
へ?わかんない。何今の音…心臓が痛い…。
「えっ…」
「んじゃーな」
「まって!!」
「んだよ」
「(仮)恋人…なら」
はぁ!?なにいってんの?私!?バカなの!?私が「(仮)恋人…なら」ってらしくないっつーの!!