第3章 勉強
「しんねーよ。いくぞ」
「なにやってんの!?」
喧嘩(?)みたいなものした後なのにこいつ手繋ぐんだよ!?意味わかんない
「なに?」
「なにって、手だよ手!!」
そのとき聖斗くんが言った。
「ごめんなさい、山蕗さん、兄さんって結構大胆な人なんですよ。でも、付き合うのは山蕗さんが初めてで、結構緊張してると思うんですよ」
「へっ!?もしかして本当に女の子嫌いなの?初めて付き合うって…ありえん!!」
「まじだよ。俺はゆりはしか女に興味ねーし」
「ヒューヒュー!!!!」
後ろで雄ちゃんと岬が言った。
「ヒューヒューとかまじやめて!!そ、それに……鬼怒川も…/////」
「あっ、耳に髪かけた〜!おいおいっ」
雄ちゃんが抱きついてきた。そこに鬼怒川がきて…。
「お前は人の女に手ェ出すくそなのか?ゆりはに抱きついていいのは俺だけだ」
「す、すいましぇぇぇん…」
「あぁ?それだけですむと思ってんのか?」
「鬼怒川!やめてやって。こいつ、悪気ないんだよ。私ら幼馴染で恋愛感情とかなかったからいっつもの癖で。ほんっとに許してやって!!ね?」
「ん……まぁ、ならしょうがねーな」
「ありがとっ!!」
「お、おう///」
「俺は恋愛感情あったんだけどな…」ボソッ
「ん?なんか言った?雄ちゃん」
「えっ?あ、いや…なんでもねぇ」
雄ちゃんがそう言った後に岬が雄ちゃんになにやら聞いていた。
「雄ちゃん、大丈夫?」
「大丈夫。ありがとな、岬」
「ううん。幼馴染だもん。しょうがないよ。恋愛感情ないって思われちゃうのも仕方ないよ?」
「だよな…ずっと片想いはキツイよな…もう、告白しよう」
「うん。がんばってね」
「二人ともー!遅いよ?はやくっ!!」
私は二人を呼んだ。
「お、おう!!行こうぜ、岬」
「うん。」
-----10分後-----
「ついたぞ」