第10章 ずっと傍に
「はは、素直だな」
私を抱き寄せながら、ちゅっと唇にキスしてくれる薬研
その甘い時間がずっと続けば……なんて思ったりしたけど……
『薬研、私今日仕事なんだ…』
「仕事か…昨日の今日だから、ずっと名前と一緒に過ごしたかったが…しかたないな」
『ごめんね?あ、朝ご飯出来てるから一緒に食べよ!』
私は薬研の手を引っ張り一緒にベッドから降りればリビングに向かう
「お、今日も美味そうだなぁ」
料理を見ながら嬉しそうに笑う薬研
『今日は和食にしてみたよ!』
「なら、冷めないうちに食わないとな」
そんな話をしながら、私達は席に座り手を合わせ朝食を食べ始めた