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【刀剣乱舞】薬研、拾う【R18】

第8章 君の幸せを願って





「薬研、やっぱりここに居たんだね」


「なんで、ここが…?」


「昨日、二人が歩いているのを見かけてね。それで、薬研を連れ戻しに来たんだよ」


一期は優しい笑みを浮かべながら薬研に手を伸ばす
その手を薬研は振り払った


「俺は帰らねぇ…ずっと」


「薬研。この人に迷惑がかかるだろう?早く帰ろう、みんな待ってるよ」


一期は薬研を決して怒らず優しく説得する


「……悪い、いち兄。帰ってくれ」


そう言い残して、薬研は部屋の奥に入っていってしまった
その様子に、一期は小さくため息をした


「はぁ、すみません……弟が迷惑を」


『え、あ……いえ、全然……』


私は少し俯き加減で一期に言葉を返す
すると一期は私に目線を合わせて言葉を続けた


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