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【刀剣乱舞】薬研、拾う【R18】

第8章 君の幸せを願って





「すみません、いきなり……」


その男性は申し訳無さそうに私に謝ってきた
私はなんだろうと疑問を抱きながら首を傾げた


『…どちら様ですか?』


「申し遅れました…私は一期一振と言います。ここに、私の弟である薬研藤四郎が来ていますよね?」


『え……?』


弟ってことは……この人、薬研の兄……?
そう考えれば、嫌な汗が出た


「居ますよね?」


『えっと……その……』


これは素直に居ますと言っていいものか……嘘をついて居ませんと言った方がいいのか、究極の選択にかけられた

すると、なかなか戻らない私を不審に思い薬研が玄関まで出てきた


「名前、どうした?……って、いち兄……?」


薬研は、一期を見ればすごく嫌そうな顔をした


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