第8章 君の幸せを願って
翌日、仕事も休みってこともあり、私達は自宅でのんびりすることにした
『薬研、おやつ食べよう?』
私は棚からおやつを出せばテーブルに置いた
「また甘い物か?」
『いいでしょ、好きなんだから』
「好き?俺のことか?」
『は!?ち、違うもん……!』
私は恥ずかしくなり、クッキーを一つ開ければ口に含んだ
「また恥ずかしがって…可愛いな」
『うるさい…』
いつもいつも私ばっかり恥ずかしがって、余裕そうな薬研を見るとたまに腹立つ
そんなことを考えていれば、家のチャイムが鳴った
「ん?誰だ?」
『?さぁ……ちょっと待ってて?』
私は、チャイムが鳴ったため玄関に向かいゆっくりと玄関を開けた
すると、見知らぬ水色の髪をした男性が立っていた