第7章 デート
「……薬研?」
今日の夕食の買い物の帰り道、見慣れた薬研の姿を見つけた一期
あいにく、薬研はこちらには気づいていないようだ
「……あの女性は一体…」
見知らぬ女性と薬研の姿を見ていれば、何やら楽しそうに話していた
あの二人について行けば、薬研を居場所が分かるかもしれないと思い私は二人の後をつけた
『じゃあ、今日カレーにしない?』
「おお、カレーかぁ、いいぞ。なんなら、俺も作るの手伝ってやる」
『ほんと!?薬研と一緒に料理なんて、初めてだなぁ』
一期に付けられていることなんて知らずに、薬研と名前は自宅へと帰宅した
「……薬研は、ここに住んでいるのか……」
そんな、二人の入っていったマンションを見上げれば一人呟いた