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【刀剣乱舞】薬研、拾う【R18】

第7章 デート





帰り道、薬研は再び手を繋いで歩いてくれる
その手の温もりが心地よい


「なぁ…」


『ん?どうしたの?』


隣を歩く薬研が急に声をかけてきた
そして、私は薬研の方を向く


「なんか、名前…元気なくないか?」


いきなりの言葉に私はびっくりして目を見開いた


『ど、どうして…?』


「いや、なんとなく顔が暗いような気がして」


その言葉に、薬研は私をよく見ているのだと思った

この数週間一緒にいただけなのに、私のことを気にかけてくれて…表情まで見ている

私は、薬研のことを少しでもわかってあげられてたかな…なんて少しだけ考えてしまった

そんな私の顔を覗き込んでくる薬研は再び声をかけてきた


「名前?大丈夫か?」


『へ、あ、ごめん!大丈夫大丈夫!あ、そうだ…今日の夕食何がいい?』


「夕食か…名前の手料理ならなんでもいいぞ」


『えー、好きな食べ物とかないの?』


「んー…好きな食いもん……」


薬研は目線を逸らしながら悩んだように首を傾げた


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