第7章 デート
あれから数日が経ったが、いつもと変わらない風景が流れている
もう私の中では、薬研がいることが当たり前になっていた
『薬研〜、今日休みだから気晴らしにどこか遊びに行かない?』
「お、それはいいな。どこに行く?」
『んー、ショッピングしたいかも!』
「買い物か、いいぜ?今日はとことん付き合ってやるよ」
こうして、私達は初めてのデートをする事になった
「おお、ショッピングモールってやつは案外広いんだな」
『広いよ、なんでも売ってるし!薬研はあんまり来たことないの?』
「あぁ、まぁな。俺の家は野郎ばっかだしな」
『なるほど…じゃあゆっくり買い物していこう?』
そんな話をしながら、薬研と私はショッピングモールを順番に回った