第6章 薬研のこと
「いや、でも……」
『いいの…嫌じゃなかったし。まぁ、ちょっと罪悪感はあったけど……』
「?罪悪感……?」
私の言葉に薬研は首をかしげた
『だって、薬研まだ幼いから……いけない事してる気分ってゆうか……』
「…ヤってる最中も、子供に見えたのか?」
薬研は少しだけ悲しそうな顔をした
その顔を見れば自分の言った言葉に罪悪感を覚え、慌ててフォローを入れた
『あ、いや……薬研はすごくかっこよかったよ…力だって強いし、子供には見えなかったよ?』
「……アンタにだけは、子供扱いされたくないな」
そう言って薬研は手を伸ばし、私の頬を優しく撫でた
その穏やかな顔から、大人の色気を感じた