第4章 不安な気持ち
『ありがとう薬研…』
その笑みを見て、私は少しだけ安心した
すると、再び薬研は私を強く抱きしめて首筋に顔を埋めてきた
「ん……名前」
やっぱり何か様子がおかしい…
私がいない間に、一体何があったの?
そんなことを内心で問うも、どれも教えてなどくれない
『薬研……何かあったの……?』
私は意を決して薬研に事情を問う
すると、薬研は私の首筋に舌を這わせてきた
「ん……」
『!や、薬研……くすぐったいっ……』
首には這わされる舌に身体がビクンと反応してしまう
そんなことをお構い無しに、首筋に吸い付かれる
「っ……」
『薬研っ…やめっ…』
薬研を押しのけようとするも、這わされる舌に力がうまく入らない